演劇最強論-ing

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岡崎藝術座『バルパライソの長い坂をくだる話』(11/3~)

公演情報

2017.10.26





KYOTO EXPERIMENT 2017 公式プログラム

国境を越えて思考し続ける注目の劇作家が、ブエノスアイレス滞在を経てたどり着く新たな境地。
新作、世界初演


3度の岸田國士戯曲賞にノミネートされるなど、自身の劇言語を確立し、文学界からも注目を集める神里雄大は、ペルー共和国に生まれ神奈川で育った自身のアイデンティティに向きあいながら、政治や社会状況を取りこんだ作品を発表している。本作では、昨年10月から1年間、アルゼンチン・ブエノスアイレスに滞在した神里が、近年の各地での取材をもとに構成する独自の創作スタイルをさらに発展させた戯曲を執筆。現地で出演者を見出し、スペイン語での上演を行う。

オセアニア、小笠原、沖縄、ラテンアメリカ各国。それらの土地を自身で歩き集めたエピソードから立ち現れる「人の移動と死」とは。人間の移動や文化の融合、国家と個人の関係性などに目を向けながらドライブ感のある戯曲を創作してきた神里が、異国の地、異国の言葉に身を浸しながら掴みとる新たな地平に期待が高まる。


作・演出:神里雄大
出演:マルティン・チラ、マルティン・ピロヤンスキー、マリーナ・サルミエント、エドゥアルド・フクシマ

■日程・会場:
2017/11/3[金・祝]~11/5[日]
京都・京都芸術センター 講堂
■料金:
<一般> 前売2500円、当日3000円
<ユース・学生> 前売2000円、当日2500円
<高校生以下> 前売1000円、当日1000円
<ペア> 4,500円(前売のみ)
※ユースは25歳以下
■上演言語:スペイン語(日本語字幕あり)

岡崎藝術座

2003 年、演出家・作家の神里雄大の演出作品を上演する目的で結成。南米の照りつけるような太陽のイメージや色彩・言語感覚、川崎ニュータウンの無機質さが混在する作品を創作し、独自の存在感を持つ。2006 年『しっぽをつかまれた欲望』で第 7 回利賀演出家コンクール最優秀賞演出家賞受賞。フェスティバル/トーキョー(2010-2012,東京)やTaipei Arts Festival2012(2012,台湾)など国内外のフェスティバルで公演を行なう。『ヘアカットさん』(2009)、『(飲めない人のための)ブラックコーヒー(2013)が 岸田國士戯曲賞最終候補にノミネートされた。 ★公式サイトはこちら★