演劇最強論-ing

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青年団『平田オリザ・演劇展vol.5』(10/9~)

公演情報

2015.10.8


青年団『この生は受け入れがたし』(2013)
(青年団『この生は受け入れがたし』(2013)より)撮影│青木司

劇作家・平田オリザと
青年団の軌跡を紐解く、演劇の展覧会。
好評の5作品が、この秋、西日本を巡り、アゴラへ―。

◆『この生は受け入れがたし』
「考えたんですよ。寄生してんのは、どっちかなって。」
東北のとある大学の研究室。
東京から転勤してきた夫婦を出迎えたのは、寄生虫をこよなく愛する研究者たち。
寄生虫の小さな小さな視点から、東京と地方、大学と研究室、夫と妻―
あなたの周りの「寄生と共生」の関係が浮かび上がる、ちょっぴり切なくて不思議な喜劇。
出演:山内健司、川隅奈保子、佐藤誠、森内美由紀、緑川史絵

◆『走りながら眠れ』
「ただいま」「おかえりなさい」
社会主義運動の中で虐殺された、大正時代のアナキスト・大杉栄と妻の伊藤野枝。
恋愛スキャンダル、幾度にもわたる投獄―
壮絶な人生を辿りながら、どこまでも己を貫いた彼らの最期の2ヶ月を繊細に綴る、大人の会話劇。
何気ない日常の中から、2人の生き様が浮かび上がる。
出演:能島瑞穂、古屋隆太

◆『忠臣蔵・武士編』/『忠臣蔵・OL編』
「だからさ、こう討ち入り目指してく過程で、
だんだん武士道的になっていけばいいんじゃないの、みんなが。」
平和ボケした赤穂浪士たちのもとに、突如届いたお家取り潰しの知らせ。
その時、彼らは何を思い、どのように決断したのか?
私たちに最も馴染み深い忠義話の討ち入り決断を、日本人の意思決定の過程から描いた、アウトローな『忠臣蔵』2バージョン。
武士編 出演:島田曜蔵、大塚洋、大竹直、山本雅幸、佐藤誠、海津忠、前原瑞樹
OL編 出演:木崎友紀子、申瑞季、鈴木智香子、髙橋智子、立蔵葉子、長野海、村田牧子

◆『ヤルタ会談』
「あれ、またチャーチルさん、遅刻?」
第2次世界大戦終戦間際、米・英・ソ首脳によって行われた世界史上最大の秘密会談。
しかし集まった3人は、この国が欲しいだの、人気者になりたいだの、自分の事ばかり―。
平田オリザが柳家花緑氏に書き下ろした落語台本を、舞台版に改訂し、歴史の裏側をブラックユーモアたっぷりに描く痛快コメディ。
出演:松田弘子、島田曜蔵、緑川史絵

■日程・会場:
2015/10/9[金]~12[月祝] 兵庫・AI・HALL(伊丹市立演劇ホール)
2015/10/16[金]~18[日] 香川・四国学院大学ノトススタジオ
2015/10/21[水]~22[木] 愛媛・シアターねこ
2015/11/5[木]~18[水] 東京・こまばアゴラ劇場

■料金:
<兵庫公演>全席自由・整理番号付き
『この生は受け入れがたし』・『走りながら眠れ』・『忠臣蔵・武士編』・『忠臣蔵・OL編』…2,000円、『ヤルタ会談』…1,000円 [前売・予約のみ] 5演目セット券…7,500円
<香川公演>全席自由・整理番号付き
『この生は受け入れがたし』・『走りながら眠れ』・『忠臣蔵・武士編』・『忠臣蔵・OL編』…2,000円、『ヤルタ会談』…1,000円 [前売・予約のみ] 5演目セット券…7,500円
<愛媛公演>全席自由・整理番号付き
『走りながら眠れ』…2,000円、『ヤルタ会談』&『忠臣蔵・武士編』2本立て…3,000円 [前売・予約のみ] 3演目セット券…4,000円
<東京公演>日時指定・全席自由・整理番号付き
『この生は受け入れがたし』・『走りながら眠れ』・『忠臣蔵・武士編』・『忠臣蔵・OL編』…2,500円、『ヤルタ会談』…1,000円

青年団

青年団は、平田オリザを中心に1983年に結成された劇団です。以来、1980年代からこまばアゴラ劇場を拠点とし、平田オリザが提唱した「現代口語演劇理論」を通じて、新しい演劇様式を追求してきました。この実践的で新しい演劇理論は1990年代以降の演劇界に強い影響を与え続けています。また、複数の演出家、劇作家、多数の俳優を有し、多彩な演目を観客に提供するという日本では珍しい「シアターカンパニー」として活動を続けており、劇団内で独自の企画を行う不定形のユニット「青年団リンク」は若手アーティスト育成の場としても着実な実績を上げ、才気あるアーティストを多く輩出しています。 ★公式サイトはこちら★