演劇最強論-ing

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範宙遊泳『心の声など聞こえるか』(7/6~)

公演情報・チケット販売

2024.05.17





「キミがどんなに世界に軽蔑されても、ボクはキミを軽蔑する世界のほうを軽蔑するし、してきた。」
第66回岸田國士戯曲賞受賞作『バナナの花は食べられる』で描いた“人情”のその先、“愛”のフェーズ━━━


本作をもって劇団公演では作家に専念すると宣言した山本が最後に演出を手掛けるのは、2021年に書き下ろした“愛”の戯曲。


炎上して社会的制裁を受けたコメンテーターの夫を演じるのは、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ジャズ大名』(福原充則演出)、ロロ『BGM』『オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト(カタログ版)』(三浦直之演出)など、劇団外でも様々な世界観の中で新境地を開拓し続けている福原冠

隣人のゴミ捨てに異様な執着をみせるその妻に、演劇ユニット・モメラスのメンバーであり『バナナの花は食べられる』(2021.2023)や本作初演(2021)に続く範宙遊泳出演となる井神沙恵

隣人トラブルや夫婦間のささいなすれ違いに悩みながら新築の隣家で暮らす若夫婦に、多彩な小劇場演劇に参加し自身でも演劇とダンスの間の表現を探究し創作を行っている石原朋香と、「三転倒立」所属、演劇ユニットせのび、ザジ・ズーなど今もっとも勢いのある最若手劇団に出演歴を持つ狩野瑞樹

そして夫婦を執拗に追いかけるパパラッチを、作・演出の山本卓卓が自ら演じます。

音楽を手がけるのはミュージシャンの曽我部恵一。お互いの創作物のレビューをしあう機会に恵まれ、あいだに作品を挟んでの交流から、初めての共作へと発展します。


隣接する2つの一軒家に暮らす2組の夫婦。ゴミ捨てをめぐるご近所トラブルから見え隠れする、それぞれの秘密や亀裂。
夫婦という最小単位のコミュニティから日本社会を浮かび上がらせ、罵倒や暴力の先にある人間の優しさと愛を描く本作に、どうぞご期待ください!



作・演出:山本卓卓
音楽:曽我部恵一
出演:福原冠 井神沙恵 石原朋香 狩野瑞樹 山本卓卓

■日程:2024/7/6[土]~7/14日[日]
■会場:東京芸術劇場 シアターイースト
■料金:入場整理番号付き自由席
一般:4,500円
U25:3,500円
高校以下:1000円(一律)
遠方割引・障がい者割引:各1,500円引き
※当日券:各500円増し
※各種割引チケットは証明書をご提示ください。
※遠方割引は一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)以外よりお越しの方が対象です。
※障がい者割引は介護者1名様も同一料金で承ります。

※整理番号はご予約順に割り振られます。
※開場時、チケットに記載されている整理番号順にご入場いただきます。各プレイガイド1番から発行しているため、同じ番号の方が複数いらっしゃいますが、同時にお入りいただきます。
※ご予約の変更、チケットの再発行はできません。
※開演時間を過ぎますとお席にご案内できない場合がございます。
​※未就学児入場不可。
※車椅子でご来場の方はスペース確保のため、事前に劇団にご連絡いただけますと幸いです。


「演劇最強論-ing」でもチケット取扱!
2024/5/18[土]10:00~発売開始!

チケットのお申込は下記ボタンから。

範宙遊泳

2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団。 すべての脚本と演出を山本卓卓が手がける。現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。 生と死、感覚と言葉、集団社会、家族、など物語のクリエイションはその都度興味を持った対象からスタートし、より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。 近年は舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、ニューヨークで公演や共同制作も行う。 『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。 『バナナの花は食べられる』で第66回岸田國士戯曲賞を受賞。 ★公式サイトはこちら★