演劇最強論-ing

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ハイバイ「ヒッキー・カンクーントルネード」「ワレワレのモロモロ東京編2」(4/16~)

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2020.02.18




ハイバイ主宰・岩井秀人よりメッセージ
こんにちは。お久しぶりの公演のお知らせです。岩井です。

去年は冒頭に『世界は一人』を作り、燃え尽き症候群になり、久しぶりに引きこもりになってから再起までにずいぶん時間がかかりました。
その後、新たな会社「WARE(われ)」を設立し、トークイベントや『いきなり本読み!』やらをやって、「演劇や芸術に新たな視点を!」となんやかんややっていたわけですが、今や「本業」とも言い難い演劇の公演を行います。二本立て。

一つは『ヒッキー・カンクーントルネード』。ハイバイの旗揚げ作品であり、僕が引きこもっていた頃のことをモデルにした物語。演劇作品としても評判も良く、旗揚げから16年、何度も全国を公演して回って、かなりブラッシュアップされた作品。

もう一つは『ワレワレのモロモロ 東京編2』。こちらは僕のライフワークとなっている、「出演者が自分の身に起きたことを書き、出演する」スタイルの演劇。『ヒッキー・~』では僕が僕自身のことを書いたわけですが、それを「他の人もやってみたらいいじゃない!」とやってみたところヒット企画となり、平均年齢80歳くらいの「彩の国さいたまゴールドシアター」で上演したり、フランスにお呼ばれして現地の方と共に作ったりもして、ワールドワイドな広がりを見せている企画の、二度目の東京編となります。

出演者は、いつものハイバイの面々はほぼ登場しません。若手の俳優にとても優れた表現者が多くいまして、そういった人たちに「安定した台本」「安定した演出」で、存分に力を発揮してもらいたいわけです。若手の俳優さんたちは、もちろん同世代の作家さんの作品に出ることも重要だと思いますが、なかなか制作環境も安定していない場で、台本も本番直前に出来上がったりなんて事態も多く、「演じる」ってことに集中できないこともあるので、こういう場があってもいいかなと思います。5年ほど前からやっている「俳優の寄り合い」である「どもども」で、多くの若手で実力のある俳優さんたちと会い、色々やってまいりました。ある意味今回のはそれの集大成。プラス、オーディションで600人の応募の中から選ばれた強者たち!!
この出演者たちの何人かは、間違いなく、10年後、いや5年後にはかなりメジャーになるはずです。そういった意味でも、作品はもちろんですが、俳優を観に来て欲しいと思っています。お客さんにとっても、観たことのない俳優だからこそ、物語が普遍的なものになりもします。

現段階では出演者は完全確定ではありませんが、そこは自称「俳優フェチ」の男、岩井です。どのチケットを取っても、後悔させませんぞ!
ご期待くださいませ~!

(WARE ハイバイ代表 岩井秀人)



『ヒッキー・カンクーントルネード』
作・演出:岩井秀人
出演:
「拝み渡り」チーム:富川一人、藤谷理子、藤村聖子、町田悠宇、山脇辰哉
「トペ・コンヒーロ」チーム:井上向日葵、中山雄斗、野村麻衣、矢崎まなぶ、渡邊雅廣


 16歳から20歳まで引きこもっていた作・演出の岩井秀人本人をモデルとした、ハイバイの旗揚げ作品。後のハイバイや岩井作品の元となる「笑うしかない」状況や、お馴染みとなった「男性俳優がお母さん役を『特に女性らしくなく』演じる」という手法もこの作品から生まれ、再演を繰り返しながらブラッシュアップしてきた。ハイバイ入門編としても、ハイバイや演劇ファンの方にとっても楽しめること間違いなしの代表作!



『ワレワレのモロモロ東京編2』
構成・演出:岩井秀人
出演:武田立、長友郁真、名波翔、松本梨花、まりあ 他


 「参加者の身に起きたことを、参加者自らが書き、出演する」という手法によって作り上げられ、2017年に「東京編」を上演し、2018年には平均年齢79.5歳の劇団による「さいたまゴールドシアター編 2018春」、そしてフランス・ジュヌビリエ在住市民とプロの俳優との混合チームによる「ジュヌビリエ編」を上演。世代や国を越えて創作を続ける岩井が東京の「現在」を描く今作では、岩井が「寄り合い」と呼ぶワークショップ「どもども」「作家部」に参加する俳優・作家から、選りすぐりのメンバーを舞台に引っ張り上げる。



■日程:2020/4/16[木]~5/6[水・祝]
■会場:東京・すみだパークギャラリー「SASAYA」
■料金:
前半割(期間:4/16〜4/22)3,000円、中盤割(期間:4/23〜4/29)3,500円、通常料金(期間:4/30〜5/6)4,000円、学生券2,500円
※全席自由・整理番号付
※公演日時により、演目・出演者が異なります。詳しくは特設サイトをご覧ください。


「演劇最強論-ing」でもチケット取扱!2020/3/1[日]10:00~発売開始!
チケットのお申込は下記ボタンから。

ハイバイ

2003年に主宰の岩井秀人を中心に結成。相次いで向田邦子賞と 岸田國士戯曲賞を受けた岩井が描く、ありえそうでありえないそんな世界を、永井若葉・川面千晶・鄭 亜美・長友郁真といった外部公演でも評価の高いクセ者たちのおかげで「ありそうだぞ、いやこれが世界そのものだ」って思わせちゃうのがハイバイ。 代表作は 「ヒッキー・カンクーントルネード」「ヒッキー・ソトニデテミターノ」「て」「夫婦」「ある女」「おとこたち」。★公式サイトはこちら★