演劇最強論-ing

徳永京子&藤原ちから×ローソンチケットがお届けする小劇場応援サイト

KAAT×東京デスロック『外地の三人姉妹』(12/12~)

公演情報・チケット販売

2020.11.4



大反響を呼んだ、『가모메 カルメギ』の翻案・脚本のソン・ギウンと
2020年再び日韓共同作業に挑む

アントン・チェーホフの『かもめ』を 1930 年代日本統治下の朝鮮に翻案した『가모메 カルメギ』。
2013年に ソウルで初演され、東亜演劇賞「作品賞」「演出賞」「視聴覚デザイン賞」受賞。
2014、18年には KAAT神奈川芸術劇場でも上演され、大きな反響を呼びました。
この作品の翻案・脚本ソン・ギウンと演出の多田淳之介がタッグを組み、再びアントン・チェーホフの翻案に挑みます。
今回題材とするのは、チェーホフの三大戯曲に数えられる『三人姉妹』。
1930年代の朝鮮北部に置き換え、日韓の俳優で上演、協働の時代を進む東アジアのフロントラインを前進させるプロジェクトです。
昨年春、KAAT 神奈川芸術劇場にて上演された『ゴドーを待ちながら』の斬新な2バージョンの演出で、不条理劇に新風を巻き起こした多田淳之介が、アジアにおける日本を浮き彫りにし、新たな日韓コラボレーションの歴史への布石を打つ作品を上演します。


東京デスロック+第 12 言語演劇スタジオ『가모메 カルメギ』Photo by bozzo

<STORY>
1930年代、朝鮮半島の北部にある日本軍が駐屯している都市、亡くなった将校の息子と三人姉妹が住んでいる屋敷。
息子は朝鮮の女性と結婚し、姉妹はいつか故郷である東京に戻ることを夢見ている。
満州へ向かう帝国軍人達の描く未来像、朝鮮人の独立への想い、姉妹達の日本への望郷の想いとは・・・


撮影:平岩享

原作:アントン・チェーホフ『三人姉妹』
翻案・脚本:ソン・ギウン
演出:多田淳之介
ドラマトゥルク:イ・ホンイ
翻訳:石川樹里
出演:伊東沙保 李そじん 亀島一徳 原田つむぎ アン・タジョン(안다정)夏目慎也
高橋ひろし 大竹直 田中佑弥 波佐谷聡 松﨑義邦
イ・ソンウォン(이성원)佐山和泉 鄭亜美


■日程:2020/12/12[土]~20[日]
■会場:KAAT KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
■料金:全席指定
一般5,000円/U24チケット(24歳以下)2,500円/高校生以下割引1,000円/シルバー割引(満65歳以上)4,500円


※未就学児入場不可 ※営利目的の転売禁止
※U24、高校生以下、シルバー割引(65歳以上)はチケットかながわのみ、11/21より取り扱い(前売のみ、枚数限定、入場時要身分証)

「演劇最強論-ing」でも「一般」チケット取扱!
11/15[日]10:00~11/19[木]23:59演劇最強論-ing[先着]受付開始!
11/21[土]10:00~一般発売開始!

東京デスロック

多田淳之介を中心に2001年より活動を開始。古典から現代戯曲、小説など様々な題材から現代演劇を創作する。 近年は現代社会を取り巻く問題を取り扱い、客席と舞台との区分けを無くし、観客を含めた事象をも作品化するなど、現在を生きる人々をフォーカスしたアクチュアルな劇空間を創造する。2009年より東京公演休止を宣言、2011年より「地域密着、拠点日本」を宣言し、各地域に根ざす劇場、カンパニーと共に地域での芸術活動を推し進める。2013年には4年ぶりに東京公演を再開。 2011年5月にはフランスジュヌヴィリエ国立演劇センターFestivalTJCCに招聘。2009年より韓国ソウルでの第12言語演劇スタジオとの合同公演を毎年行い、2014年には『가모메 カルメギ』が韓国で最も権威のある東亜演劇賞を受賞。演出の多田は初の外国人演出家による演出賞を受賞するなど、国内外問わず各地にて活動する。 ★公式サイトはこちら★