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【ノゾエ征爾作・演出】北九州芸術劇場プロデュース『しなやか見渡す穴は森は雨』(3/10~)

公演情報

2017.03.9


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撮影:藤本彦



ノゾエ征爾が1ヶ月の滞在制作で描きあげた
色とりどりの“ラブ”にまつわる、嘆きの喜劇


第一線の演出家が北九州で約1ヶ月滞在制作を行い、北九州そして東京でも上演する北九州芸術劇場プロデュースシリーズ。9作目の今回は、2012年に『○○トアル風景』で第56回岸田國士戯曲賞受賞、昨年末には蜷川幸雄の意を継いだ1万人のゴールド・シアター2016『金色交響曲~わたしのゆめ、きみのゆめ~』の脚本・演出を手がけたことも記憶に新しい、はえぎわのノゾエ征爾が登場。“生きづらさ”を抱えた16名の男女の、悲痛ながらも可笑しみを誘う愛の叫び。“行きづらい”舞台の上を縦横無尽に往来しながら、やがて見渡す一筋の光。ノゾエ作品ならではの“ラブ&ユーモラス”に満ちた鮮やかな世界と、土地の混沌とした空気が溶け合い生み出したという渾身の一作が間もなく開幕する。


その町にまつわる物語や、滞在創作などは、ともすると、外国人が見たニッポンのようなものになりかねません。
当初は、東京を舞台に、そこで暮らす人々、結果的にみんな北九州という同郷だったという設定で構想を進めていましたが、滞在しているうちに、どうも何かが心地悪くなってきました。もう北九州の町での話でいいではないか。と決断するも、部屋で書いては、稽古場に向かう道すがら、この町に跳ね返される。この町の生活者たちに響くようなものになっていない。ごちゃごちゃ感がたまらないこのエネルギッシュな町に拮抗する力。を見出したい。北九州が好きになればなるほど、その想いは強まります。好きな人には、誠実でいたい。それと似た感覚でしょうか。
観劇して泣き笑いするこの町の人々を観て、どこかで少しは行き着けたのかなと感じております。これがまた東京ではどう響くのか。楽しみにしております。

ノゾエ征爾



作・演出:ノゾエ征爾(のぞえせいじ)

出演:椎木樹人(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)、中薗菜々子、山中志歩、片渕高史(宇都宮企画)、三好美優(劇団ルアーノデルモーズ)、脇内圭介(飛ぶ劇場)、高山実花(モンブラン部)、鈴木隆太、青木裕基(飛ぶ劇場)、中前夏来、橋本隆佑(超人気風族)、森川松洋(バカボンド座)、梨瑳子、原岡梨絵子(劇団ショーマンシップ)、荒巻百合、目次立樹(ゴジゲン)

■日程:2017年3月10日[金]~3月12日[日]
■会場:あうるすぽっと
■料金:全席自由・税込
一般 3,000円、学生(小~大学生・要学生証提示)2,500円
豊島区民割引 2,800円(在住・在勤/要証明書提示/前売のみ)
※当日各500円増 ※未就学児入場不可

はえぎわ

1999年、ノゾエ征爾を中心に始動。2001年に劇団化。卓越した発想力とユーモア、独特の奇想天外な世界観。この完璧ではない世の中で一生懸命に生きる人々を、愛情一杯につづる。独自の‘嘆きの喜劇’とも言えるそこには、常に福音的なメッセージが見え隠れしている。★公式サイトはこちら★