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木ノ下歌舞伎「隅田川・娘道成寺」(1/26~)

公演情報

2017.01.13


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古典芸能屈指の〈鬼女物〉と〈狂女物〉
身体から紡ぎ出される、ふたつのものがたり


[隅田川]
これまで2つの木ノ下歌舞伎作品で演出を担い、その度に思いもよらない独自の視点で歌舞伎の現代化に挑んできた白神ももこ氏。今回は日本古典芸能屈指の〈狂女物〉である『隅田川』に挑みます。その指先足先にまで物語を宿し、確かな技術に裏付けされた身体で多彩な情感をこまやかに描き出す白神氏が、子を探し求め狂女となる女性をどう演じるのか。本作で初となる木ノ下裕一、杉原邦生との共同演出にもご注目ください。

[娘道成寺]
木ノ下歌舞伎の『娘道成寺』は、2008年の初演以来、30分のソロダンス作品として上演を重ねてきました。4度目の再演となる今回は、本作を60分バージョンへと再創作し、初めての全曲上演に挑みます。古典芸能の代表的〈鬼女物〉、また歌舞伎舞踊屈指ともいわれるこの大曲を再びひとりで踊るのは、振付家・演出家・ダンサーのきたまり氏。その芯の強さ、情熱と沈着をあわせ持つ美しさで〈鬼女〉の根源に迫ります。


[娘道成寺]演出・振付・出演:きたまり(KIKIKIKIKIKI)
[隅田川]共同演出:白神ももこ(モモンガ・コンプレックス)
         杉原邦生(KUNIO)
         木ノ下裕一
    振付・出演:白神ももこ

監修・補綴:木ノ下裕一
美術:杉原邦生

<東京公演>
■日程:2017/1/13[金]~22[日]
■会場:こまばアゴラ劇場
■料金:
前売|一般¥3,500 U-25¥2,800 高校生以下¥1,000(予約のみ)
当日|¥3,800

<京都公演>
■日程:2017/1/26[木]~29[日]
■会場:アトリエ劇研
■料金:
前売|一般¥3,000 U-25¥2,300 高校生以下¥1,000(予約のみ)
当日|¥3,300
■上演時間:約2時間[2演目同時上演/途中休憩含む]

木ノ下歌舞伎

歴史的な文脈を踏まえつつ、現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する団体。あらゆる視点から歌舞伎にアプローチするため、主宰である木ノ下裕一が指針を示しながら、さまざまな演出家による作品を上演するというスタイルで、京都を中心に2006年より活動を展開している。主な上演作品に『義経千本桜』(2012)、『黒塚』(2013|急な坂スタジオプロデュース、2015)、『東海道四谷怪談—通し上演—』(2013|フェスティバル/トーキョー)『三人吉三』(2014|KYOTOEXPERIMENT、2015)他。 ★公式サイトはこちら★