演劇最強論-ing

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EPOCH MAN『夢ぞろぞろ』(2/19~)

公演情報・チケット販売

2021.01.15




2019年に初演、柿喰う客・田中穂先と小沢道成による2人芝居、待望の再演!
2人を乗せた売店がくるくると回るたび、物語は加速していく。
夢ぞろぞろ、再び――――


夢なのか、夢じゃないのか、駅の売店が見たはなし
寂れた駅の風変わりな売店で働く厄介な60歳の女性と、その駅から毎日仕事に通うある日突然電車に乗ることができなくなった青年の、夢をもたないふたりによる、やがて輝くための、もしくは諦めるための、とある駅で起こった愛しい数日間の物語。

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2020年6月、本多劇場グループPRESENTS「DISTANCE」企画で一人芝居の依頼を受けました。
家に閉じこもり期間真っ只中だった僕は本番を約2週間後に控え、今出来ることを考えた結果、「夢ぞろぞろ」に登場した
駅の売店で働く60歳の女性の“その後”を描いた一人芝居「夢のあと」を新たに書き、上演しました。
今の世界でも起こっている“大切な場所を無くした”ある女性、という設定です。
書いている時に、「夢ぞろぞろ」を上演した当時のことを思い浮かべていました。
この物語を書くきっかけになったのは樹木希林さんが亡くなられたことだったことや、夏の日に仲間と舞台美術を創作したこと、
相手役の田中穂先くんとの稽古の日々、劇場から帰っていくお客さんの表情、多くの大切な記憶を思い出しました。
そして、そのことを思えば思うほど、不思議な温かい気持ちがこみ上げてきます。
その後の物語には、穂先くんもいません。くるくると回る売店・舞台美術も何もありません。ですが、物凄く温かい、力強い気持ちが湧いてきたのです。
昨日起こった出来事を思い返すと、ふと笑いがこみ上げ、よし、今日もやったるか!という気持ちになるような。
例えば、忘れられない大切な思い出が頭によぎる時、涙がでそうになりながらも温かい気持ちになるような。
この作品には、不思議とそういった前に進みたくなるような力があるのかもしれません。
前に進むことができなくなった青年の話なのにです。過去から離れられない女性の話なのにです。
純粋な再演をやってみたい気持ちはありますが、おそらくそうならない気がします。
2021年を力強く進むために、年明け後の2月、懐かしいのに新しい「夢ぞろぞろ」をお届けします。

小沢道成
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作・演出・美術:小沢道成
音楽:オレノグラフィティ
出演:田中穂先(柿喰う客)、小沢道成

■日程:2021//2/19[金]~28[日]
■会場:下北沢・シアター711
■料金:全席自由(整理番号付)4,000円
※未就学児入場不可


「演劇最強論-ing」でもチケット取扱!
2021/12/16[土]10:00~発売開始!

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