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地点×空間現代『ミステリヤ・ブッフ』(11/20~)

公演情報

2015.09.19


ミステリヤブッフbuff_flyer_omote

この秋、地点はフェスティバル/トーキョー15にて新作『ミステリヤ・ブッフ』を上演します。
バンド「空間現代」とタッグを組み、ロシア革命の桂冠詩人、ヴラジーミル・マヤコフスキーのテキストに取り組みます。

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聖書に題材を得た聖史劇を意味する「ミステリヤ」と笑劇(ファルス)を意味する「ブッフ」。
聖なるミステリヤと俗なるブッフの組み合わせは、タイトルそれだけで挑発的だったという。

言葉がただ単に口にされるものではなく、〈発射〉されるものであった時代。
言葉が意味だけでなく、行動であり、運動だった時代。

ロシア・アヴァンギャルドを牽引した詩人マヤコフスキーの戯曲『ミステリヤ・ブッフ』上演を通して、地点と空間現代がともに目指すのは、声と電気、台詞と爆音が共存する術の新規開発。
マヤコフスキーが志向した俳優の芸術としての〈現代演劇〉がアリーナに出現する。

☆フェスティバル/トーキョー15 プログラム

作:ヴラジーミル・マヤコフスキー
演出:三浦基
音楽:空間現代
出演:安部聡子、石田 大、小河原康二、窪田史恵、河野早紀、小林洋平

■日程・会場:2015/11/20[金]~28[土] 東京・にしすがも創造舎
■料金:自由席(整理番号つき)4,000円(当日+500円)
■上演時間:1時間30分(休憩なし・予定)

ミステリヤ・ブッフ舞台bouffesub1

地点

 多様なテクストを用いて、言葉や身体、光・音、時間などさまざまな要素が重層的に関係する演劇独自の表現を生み出すために活動している。劇作家が演出を兼ねることが多い日本の現代演劇において、演出家が演出業に専念するスタイルが独特。  2005年、東京から京都へ移転。2006年に『るつぼ』でカイロ国際実験演劇祭ベスト・セノグラフィー賞を受賞。2007年より<地点によるチェーホフ四大戯曲連続上演>に取り組み、第三作『桜の園』では代表の三浦基が文化庁芸術祭新人賞を受賞した。チェーホフ2本立て作品をモスクワ・メイエルホリドセンターで上演、また、2012年にはロンドン・グローブ座からの招聘で初のシェイクスピア作品を成功させるなど、海外公演も行う。2013年、本拠地京都にアトリエ「アンダースロー」をオープン。(法人名:合同会社地点) ★公式サイトはこちら★