演劇最強論-ing

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iaku『あつい胸さわぎ』(9/13~)

公演情報・チケット販売

2019.07.1




<作品について>
2019年、iakuの最新作は、大学生の娘とその母の二人暮らしを中心に、彼女たちの生活圏内にある、恋愛、仕事、健康、将来、などを見つめる作品になります。とりわけ、娘と母、二つの世代の恋愛模様、そして、成人がんと小児がんの間にいる世代(15歳〜30代)=AYA世代(Adolescent and Young Adult)が罹患する癌について取り上げ、『命』や『将来』と向き合う家族、周囲の人間たちの姿を、現実的な視点で描きます。

出演は、娘役に映画などを中心に活動している新進女優・辻凪子、母親役に個性的なキャラクターで舞台や映像等で活躍している枝元萌、また、娘の同級生役に関西を中心に活動する人気劇団・劇団Patchの田中亨、娘の恋愛に干渉してくる先輩役にiakuで最多出演の実力派女優・橋爪未萠里、母が想いを寄せる職場の同僚役には、様々な舞台にひっぱりだこの瓜生和成と、本作品のイメージを最大限膨らませてくれるメンバーでお送りします。

<イントロダクション>
階段しかないマンション。古い間取りの3DK。散らかったダイニング。明日も履くジーパンが脱いだ形のまま放置されている。未開封のダイレクトメール。二年前のままのアロマスティック。トーストの粉がついたマーガリン。終わらない課題。持ち帰った仕事。インクが切れたボールペン。ミシンの音がうるさい。飲みかけのペットボトルと食べかけのビスケットは捨てていいのかダメなのか。ダイレクトメールの束に、再検査のお知らせが混ざっていることにも気づかないような、だらしない娘と母の二人暮し。だけど、今、二人は恋をしている。はじめての恋と、二十年ぶりの恋。高鳴る胸が騒がしい。

作・演出:横山拓也
出演:辻凪子、枝元萌(ハイリンド)、田中亨(劇団 Patch)、橋爪未萠里(劇団赤鬼)、瓜生和成(小松台東)

【東京公演】
■日程・会場:2019/9/13[金]~23[月・祝] 東京・こまばアゴラ劇場

【大阪公演】
■日程・会場:2019/9/26[木]~29[日] 大阪・インディペンデントシアター1st

■料金:日時指定・自由席
前売3,300円、予約3,500円、当日3,800円、U-25(前売・当日共)2,000円、高校生以下(前売・当日共)500円
※U-25は25歳以下の方が対象です
※U-25、高校生以下の方は年齢が確認できるものを受付にご提示ください。
※高校生以下は数に限りがあります。
※未就学児入場不可。

「演劇最強論-ing」でもチケット取扱!8/4[日]10:00~発売開始!
チケットのお申込は下記ボタンから。

iaku

劇作家・横山拓也による大阪発の演劇ユニット。緻密な会話が螺旋階段を上がるようにじっくりと層を重ね、いつの間にか登場人物たちの葛藤に立ち会っているような感覚に陥る対話中心の劇を発表している。間口の広いエンタテインメントを意識しながら、大人の鑑賞に耐え得る作品づくり、繰り返しの上演が望まれる作品づくりを心掛け活動中。 代表作として2009年「エダニク」(第15回日本劇作家協会新人戯曲賞)、2013年「人の気も知らないで」(第1回せんだい短編戯曲賞大賞)のほか、近年の発表作に2018年「逢いにいくの、雨だけど」(第22回鶴屋南北戯曲賞ノミネート)、2019年「あつい胸さわぎ」がある。 ★公式サイトはこちら★