演劇最強論-ing

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iaku 『あたしら葉桜』(4/15~)

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2023.02.2




岸田國士『葉桜』(朗読)と横山拓也『あたしら葉桜』の連続上演。
二つの時代と、二人の作家を並べて見つめる。


岸田國士初期の名作「葉桜」をモチーフに、横山拓也が現代的な視点から母娘を描く「あたしら葉桜」を、二本同時上演。口語劇のパイオニアといえる岸田戯曲とiakuの関西弁口語を並べることで、その影響や系譜を確認し、エンタテインメントに昇華する。演出は、iakuで長く横山とコンビを組んできた上田一軒。キャストには第20回(2017年度)関西現代演劇俳優賞・女優賞の林英世と同・奨励賞の松原由希子の関西の実力派女優の二人が並ぶ。

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【ごあいさつ】
現代のテレビドラマなどに見る口語セリフの第一人者とも言われる岸田國士。セリフの書き様に徹底的こだわった岸田國士にシンパシーを持っています。彼の初期作品の数々から、当時に生きる人たち(庶民よりは少し裕福な人たち)の日常のニオイが嗅げる面白味は、戯曲が時代を越えて存在する意義を感じさせてくれます。私もセリフにこだわった作品づくりを行なっているので、いつか時代を経ても楽しんでもらえるものを書ければ、と思っています。『葉桜』(朗読)と『あたしら葉桜』の連続上演は、二つの時代と、二人の作家を並べて見つめる企画です。文豪に肩を並べる気はさらさらありませんが、こうやって勝手に真っ向勝負を挑めるのはなかなか楽しいです。コロナで中止になってから3年。ようやくリベンジの時が来ました。劇場でお会いできますことを、心より楽しみにしています。

横山拓也


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【あらすじ】
娘の見合い相手の態度が気に入らない母。娘の気持ちも煮え切らない。母の部屋で、娘の結婚を巡ってとりとめのない会話が繰り広げられる(『葉桜』あらすじ)。
大正時代、岸田國士が妹のお見合いを題材に書いたと言われる戯曲を、現代の恋愛観、結婚観に準えて再構築。 “アイネキュッヘンシャーベ”が逃げ込んだ和室で、海外赴任が決まった恋人のことを相談しているうちに、母と娘は自分たちの歴史や未来について思いを馳せる。

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作:横山拓也
演出:上田一軒
出演:林英世、松原由希子(匿名劇壇)

【東京公演】
■日程:2023/4/15[土]~23[日]
■会場:三鷹市芸術文化センター 星のホール
■料金:一般前売/3,500円、一般当日/4,000円、財団友の会会員前売/3,000円、財団友の会会員当日/3,500円、U-25(25歳以下)前売/2,000円、U-25(25歳以下)当日/2,500円、高校生以下(前売・当日とも)/1,000円
   ★早期観劇割引:4/15[土]~16[日] 一般前売/3,000円、一般当日/3,500円、財団友の会会員前売/2,500円、財団友の会会員当日/3,000円、U-25(25歳以下)前売/1,500円、U-25(25歳以下)当日/2,000円、高校生以下(前売・当日とも)/500円
※全席指定
※「U-25」及び「高校生以下」は、いずれも公演当日の年齢。 当日、年齢が確認できる書類拝見。
※未就学児入場不可

【大阪公演】
■日程:2023/4/28[金]~30[日]
■会場:インディペンデントシアター2nd
■料金:一般前売/3,500円、一般当日/4,000円、U-25(前売・当日共)/2,200円、高校生以下(前売・当日共)1,100円
※全席指定
※「U-25」及び「高校生以下」は、いずれも公演当日の年齢。 当日、年齢が確認できる書類拝見。
※未就学児入場不可

公演に関するお問合せ:info.iaku@gmail.com/080-9759-2383(公演期間中のみ)
チケットに関するお問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日・12:00~15:00)

「演劇最強論-ing」でもチケット取扱!
2023/2/17[金]10:00~発売開始!

チケットのお申込は下記ボタンから。

iaku

劇作家・横山拓也による大阪発の演劇ユニット。緻密な会話が螺旋階段を上がるようにじっくりと層を重ね、いつの間にか登場人物たちの葛藤に立ち会っているような感覚に陥る対話中心の劇を発表している。間口の広いエンタテインメントを意識しながら、大人の鑑賞に耐え得る作品づくり、繰り返しの上演が望まれる作品づくりを心掛け活動中。 代表作として2009年「エダニク」(第15回日本劇作家協会新人戯曲賞)、2013年「人の気も知らないで」(第1回せんだい短編戯曲賞大賞)のほか、近年の発表作に2018年「逢いにいくの、雨だけど」(第22回鶴屋南北戯曲賞ノミネート)、2019年「あつい胸さわぎ」がある。 ★公式サイトはこちら★