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【演出:三浦基】音楽劇 三文オペラ 歌舞伎町の絞首台

公演情報・チケット販売

2025.10.17




このフザけた時代を、生き延びてみせましょうぜ!
当時新進気鋭の才能、劇作家ベルトルト・ブレヒトと、作曲家クルト・ヴァイルが『三文オペラ』を世に放ったのは、1928年ヴァイマル共和国時代のドイツ・ベルリン。物語の舞台であるロンドンもバブル期で、ともに好景気と退廃気分のまっただ中だった。

しかし、社会の根底ではナチスがその勢力を拡大しつつあり、そんな当時と妙にシンクロするのが、インバウンド景気や株価上昇の一方で排外主義が浮上し、貧富の差がもはや隠されることのなくなった現代ニッポン。

今回の“現場”は昔も今も人々の快楽欲求が交差する歌舞伎町。ホストクラブのメッカであり、今となっては懐かしい昭和的な喧噪で賑わう年末という時間と空間の中、感情や心理のディレクションではなく、「歌の気分」のただ中にて、言葉が解き放たれていく。

ミュージシャンたちの言霊がかつて行き交った伝説のライブハウスLIQUIDROOMの跡地であり、現在は格闘技場としても知られる新宿FACEに、アウトローたちの救済もモラルもない、刺激的な音楽劇が、時空を越えて召喚される。


原作:ベルトルト・ブレヒト『三文オペラ』
演出:三浦基
出演:聖児セミョーノフ、秋吉久美子、もも(チャラン・ポ・ランタン)、大谷亮介、エミ・エレオノーラ、安部聡子、真洋
梅垣義明、トースティー、藤井レオナ、松本実
星田英利、渡部豪太

■日程:2025/12/17[水]~21[日]
■会場:新宿FACE
■料金:
SS席(紳士と淑女の貴賓席/パンフ・ドリンクサービス付)18,000円、S席(別途ドリンク代600円)11,000円、A席(別途ドリンク代600円)7,800円、立ち見席(別途ドリンク代600円)4,000円

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地点

 多様なテクストを用いて、言葉や身体、光・音、時間などさまざまな要素が重層的に関係する演劇独自の表現を生み出すために活動している。劇作家が演出を兼ねることが多い日本の現代演劇において、演出家が演出業に専念するスタイルが独特。  2005年、東京から京都へ移転。2006年に『るつぼ』でカイロ国際実験演劇祭ベスト・セノグラフィー賞を受賞。2007年より<地点によるチェーホフ四大戯曲連続上演>に取り組み、第三作『桜の園』では代表の三浦基が文化庁芸術祭新人賞を受賞した。チェーホフ2本立て作品をモスクワ・メイエルホリドセンターで上演、また、2012年にはロンドン・グローブ座からの招聘で初のシェイクスピア作品を成功させるなど、海外公演も行う。2013年、本拠地京都にアトリエ「アンダースロー」をオープン。(法人名:合同会社地点) ★公式サイトはこちら★